経理は在宅ワークが可能か否か・・・。

新型コロナウイルスの感染が都内で広がっているというニュースが毎日のように報道されています。首都封鎖やロックダウンがされる前に準備できることはないのだろうか。という点で考えみたいと思います。
現在の法律では、自宅待機「命令」というのは出せないそうです。
政府側からも「要請」することが最大限の事項ということは、否めないようです。
これ以上の感染が広がらないように、自宅で仕事をする形態、いわゆる在宅勤務が徐々に主流を帯びてきております。その体制を実施している企業、または検討している会社は増えてきているのではないでしょうか
さて、今回は「経理は在宅ワークが可能か否か」
通勤時間なし!
満員電車に乗らなくてもいい!
誰にも干渉されずに仕事ができる!
って言ったら、「在宅勤務はそんな簡単じゃあない」と言われるかもしれません。
自己管理できない人は、どうしても普段よりちょっと遅くに起きて、自分のタイミングで
業務を開始し、ちょっと長めの昼休みをとり夕方までに報告書を送って業務を終える。
そんな風に考えていると、どうしても自分に甘くなるのが人間の性というものかと思います。
逆に在宅にいると、サボっていると思われたくない人は
会社で作業をする以上に厳格に、いつ連絡が入ってもいいようにしている人もいます。
もちろん、お化粧もしっかりとして。通勤と同じ服装に着替え、ちゃんと襟を正している方。どちらも可能になってしまいますが、やはり場所が変わっても、誰からも指を支えないようにしたいものです。
話を本題にもどしますが、
経理業務というますと、会計ソフトに入力をし、経理資料を保管しておく。
この作業工程であれば、そもそも会計ソフトはクラウドになっていますし、社内LANに接続する環境(VPNなど)が整えられれば在宅勤務は可能ではないでしょうか?
このときに請求書や注文書の紙データを電子化する必要がありますが
昨今では郵送ベースの請求書よりメール添付といった形のものもあります。さらに会計ソフトに資料を添付できる方法もありますのでこちらもなんとか解決しそうかと思います。
あとは、各社員の立替金などの経費精算。
こちらは、立替えた金額を精算する方法を少し考えなければなりません。
一番簡単な方法は、クレジットカードで精算し、その利用分を一括で振込方法があります。
ただし、会社様によっては法人カードを持たせるわけにはいかないので、やはり精算書をメール添付し一括振込といった方法が現実的かもしれませんね。
ポイントとなる対策は「在宅勤務のルールづくり」「技術的なセキュリティ対策」「物理的なペーパーレス対策」の3つになるかと思います。
まずは、セキュリティに関して、従業員にルールを浸透させ、そのうえでアクセスの管理・制限、暗号化といった技術的な設置をおこない、書類や端末の施錠管理などをクリアにしていくことが必須となります。
人手不足対策や生産性向上など、テレワークのメリットというのは
これからは避けては通れない課題となると思われます。
今回の新型コロナウイルス対策の一環として、是非検討されてはいかがでしょうか。
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